今年のお正月はいかがお過ごしでしたか?
なんとなく、ダラダラと過ぎしてしまい、夜更かしの癖は付きませんでしたか?
実は・・・
寝る時間が遅い人は、体が冷えるってご存知でしたか?
夜は本来、心と体をリラックスさせる副交感神経が優位に働いて、体が温まりやすくなる時間です。
でも、夜遅くまで起きていて寝る時間が遅いと、心身の緊張が続いて、夜間も昼間と同じように交感神経が働きっぱなしになります。
その結果、自律神経のバランスが乱れて、血行が悪くなり冷えにつながります。
理想は10時~11時の間に、せめて日付が変わる前には寝るようにしましょう。
10時~11時の間に眠る習慣が身に付くと自然と冷えも和らぎますよ。
手足が冷えてなかなか寝つけない方は、を温める事、冷えを防ぐ事がまだ足りないのです。
眠るときの服装
睡眠中は、積極的に体を温められないので体の熱を失いやすい時間です。
だから寝るときの服装に一工夫!
厚手のパジャマを1枚で着るよりも、パジャマの下に薄手のシャツやスパッツ、腹巻きなどを重ね着するだけで保温効果がアップします。
また、足のつま先が冷たくて眠れないという方は、靴下を履いたままの場合が多いようですが、足首もしっかりカバーした靴下ですか?
足を温めるのに靴下も良いのですが、レッグウォーマーも一緒に使って『足首』も温めてあげてください。
つま先まで、ポカポカと温まりますよ。
首や肩が冷えるのも困りますよね。
そんな時は、首にタオルを巻いてみましょう。
温かく眠ることが出来ますよ。
寝具&眠る場所
床にお布団を敷いて寝ている場合、敷布団は最低でも2枚は重ねましょう。
床は部屋の中でも一番温度が低い場所なのです。
背中から熱が逃げてしまうのを防ぐためにも敷布団にも気を付けましょう。
また、部屋のどこで寝るかも重要なポイントです。
窓の近くだと、布団から出ている頭や首からも熱が奪われます。
冬場は窓から離れた場所で寝るようにすると良いですね。
また、部屋が寒くならないように、厚手のカーテンにしたり、温かい素材のカーペットを敷くなどするとさらにいいですよ。
冷えから体をガードして、ぐっすり眠って冷えない体をつくりましょうね。
寝る前の飲み物
寝る前に冷たい水やお茶などを飲んでいませんか?
冷たい飲み物をとると、体が内側から冷えてしまいます。
寝る前に何か飲むなら、白湯やお温かいお茶を少量飲みましょう。
温かい飲み物も、取り過ぎると体に余分な水分をため込んでしまい冷えの原因になります。
いかがでしたか?
冷え性でお悩みの方は、お試しくださいね。
【この記事を書いた人】
創業明治34年 漢方薬の西山薬局
四代目 薬剤師 西條ゆみこ
漢方薬局に生まれ幼少期から生薬に囲まれて過ごす
大学生と中学生2児の母親
更年期障害真っ只中で漢方処方を日々研究中