45~49歳のママ|自然出生率(自然妊娠)89.9%
ガセネタではありません。
厚生労働省が平成26年度に発表したデータを見ましょう。
ここ数年の結婚年齢は「晩婚化」ということもあり、40歳以降に出産されるママが年々増加傾向っていうのが時代を反映していると思います。
40~44歳までのママから平成26年の一年間に49,606人生まれてきたって、なんだか嬉しくなりませんか?
もしかして、病院の不妊治療の成績が向上したからでしょうか?
世界一の体外受精症例数はあるけれど体外受精の成績は世界最下位の日本でもある。
何でだと思いますか?
それは、他国では体外受精の対象でない方も治療を受けるということ、日本の患者さんの年齢がかなり上の世代ということが関係しています。
一方、日本産婦人科学会の発表したART(高度生殖医療)データBOOKによると
【平成26年度】
50歳以上の出生数:4名
45~49歳の出生数:122名
40~44歳の出生数:7667名
と発表がありました。
データはIVF(体外受精)、ICSI(顕微授精)によって生まれてきた赤ちゃんの人数です。
厚生労働省発表の世代別出生数と、ART(IVFやICSI)により生まれてきた赤ちゃんの出生数から考察すると
【平成26年度】
50歳以上の自然妊娠率:93.1%(54/58)
45~49歳の自然妊娠率:89.9%(1092/1214)
40~44歳の自然妊娠率:85.0%(41939/49606)
※経産婦含む
となります。
加齢とともにARTの成功率は急激に低くなる一方、自然妊娠率は上昇するという矛盾です。
病院の治療が始まってから、めっきり夫婦生活が少なくなったカップルは、大いに反省しましょう。
そして、二人の時間をいっぱいつくって、いっぱい愛し合ってください。
赤ちゃんが生まれたら、忙しくてデートしたり外食する時間なんてないですから、二人だけの時間は「今」しかありませんからね!!
年齢による、卵子や精子の老化は止めることはできませんが、体質改善することで40歳以上でも妊娠出産が可能ということ。
卵子や精子の老化を防止するには、今までのライフスタイルを見直して食べる物に気をつかうことです。
お酒なんて飲んでいる場合じゃありません。
仕事優先で睡眠時間をつくれないとなると、高価な漢方薬やサプリなど何を飲んでも効いてくれません。
いかに熟睡している間に、生殖機能を活発にするかがポイントです。
最低でも7時間以上睡眠をとりましょう。
欧米人の平均睡眠時間は、なんと8時間半です・・・。
【この記事を書いた人】
創業明治34年 漢方薬の西山薬局
代表取締役社長 西條信義(梅安先生)
不妊カウンセラー、国際中医専門員、鍼灸師
漢方薬と鍼灸の二刀流でケアしております
趣味はバイクツーリング、焚き火、珈琲