強面の不妊カウンセラー梅安です。
病院で検査しても「異常が無い」、「体質でしょう」って言われ、納得がいかなかったことはありませんか?その「体質を変えたいのに」と。
中医学(中国伝統医学)の世界には「体質」っていうのを変える力がある。
体質は、生まれながら持っているものと、日々の食事やライフスタイルが加わってつくられるもので、年齢を重ねると次第に変化していくものだって古い古典に書いてある。
今から二千年も前の医学書に記載がありました。
2ヶ月後のカラダは今日食べたもので出来ている
ちょっと、意識してみませんか?
ボクが相談する多くの方が
・体質改善したい
・妊娠しやすいカラダを目指したい
・胚移植する前に体調を整えたい
・卵子の質をよくしたい
・着床するように整えたい
・精子の状態をよくしたい
・きちんと射精できるように体を整えたい
みんな明確な目的がある。
漢方薬や鍼灸治療は、ヒトをケアする手段。
でも、毎日口にする食べ物や飲み物が偏っていたり、ジャンクフードやインスタントばっかりだったら、せっかくの東洋医学も台無しになってしまう。
睡眠時間が少ないことも一緒。
同じ「生理痛」であっても、そのヒトによって原因と体質が違うから、漢方が効くヒトと鍼灸が効くヒト、漢方処方も選ぶツボも違ってくる。
そうした「ヒトそれぞれの体質」っていう中医学(中国伝統医学)の考え方は、薬と食べ物の境目が曖昧だったりする。「薬食同源」って言葉が意味します。
ヒトの細胞はある一定の周期で入れ替わります。
1日:腸の微絨毛
3日:胃粘膜
30日:脳細胞、肌(20代は28日、40代は55日)、内臓
60日:筋肉
74日:精子
90日:骨
120日:血液(100~120日)
180日:卵子(諸説あり)
頭髪だって爪だって一定のサイクルで生え変わる。
他の組織だって一緒なんです。
生まれた時からずっとここにあるっていう細胞はありません。
生まれてから死ぬ時まで、細胞って常に入れ替わるもの。
だから、体質改善する(カラダを整える)って時間はかかるけど出来るものなのです。
「食事」はカラダの衰えを補うもの
中医学の世界では、日々の食事によってカラダはもちろんココロの衰えを補い健康を維持することを目標としております。
これを「食養生」と言い古くから基本中のキホンとしています。
だけど、夜中のラーメンは美味いよね・・・。
生薬学と同じく食物も、食べることによって作用する五臓六腑があり、カラダを温めたり冷ましたりと温度の性質を持っている。
その性質によってカラダやココロにも働きかけて加齢による心身の衰えに対して作用する。
病気ではないけれど、何となくカラダが不調ですぐれない「未病(みびょう)」状態のうちに、食事でカラダを元の状態に戻して病気に進行しないように防ぐという「未病先防」の考え方が根底にあります。
食事で病気が予防できる、子宝に恵まれるということが中医学で目指す最良の治療なのです。
老化によって低下する5つの生理機能を食べ物で強化する
中医学(中国伝統医学)では老化が進行すると5つの生理機能が衰えて子供が授かりにくいとされます。
1.血液循環と精神活動を主る機能
2.体の抵抗力と呼吸器
3.胃腸の消化吸収
4.血液を貯蔵しストレスを発散させて生理をサポートする機能
5.ホルモンバランスと生殖機能
これらの機能を整えて、老化を食い止めるには特別な食材は必要ありません。
普段から食べている、スーパーマーケットで手に入る食材で充分です。
無理なく食養生は始めることができます。
薬食同源の考えを基本とした食養生は、21世紀に生きるボク達でも実践できる健康法です。
食べ物と生薬の持つ力と性質を理解して、バランスよく食べる。
そして間違った食べ方を正す。
×流し込み
×冷たいもの
×よく噛まない
×夜遅く
×食べてすぐ寝る
食材の性質も大切ですが、もっと大切な事は「食べ方」です。
健康は毎日の積み重ねで獲得するものです。
妊活も毎日の積み重ねで大きな喜びを手にすることができます。
【この記事を書いた人】
創業明治34年 漢方薬の西山薬局
代表取締役社長 西條信義(梅安先生)
不妊カウンセラー、国際中医専門員、鍼灸師
漢方薬と鍼灸の二刀流でケアしております
趣味はバイクツーリング、焚き火、珈琲