熱帯アジア原産、日本には古くに渡来してきた生姜(しょうが)。
生薬学的にはこのような効能効果があります。
科名/属名 ショウガ科、生薬和名:生姜(しょうきょう)
性味:辛 温、帰経:肺・脾・胃
効能:解表・止嘔・解毒
漢方(煎じ薬)では生の物は扱わずに乾燥させたものを用います。
独特のショウガ臭。外面にしわと輪節。でんぷんはのり化し、折面は透明感があり、角質、褐色~暗褐色。肥大して辛味が強く、切断面がアメ色のものが良質とされる。
アナタは普段、生姜(しょうが)とどんな場面で出会いますか?
アジのお刺身を食べる時の薬味
長岡系ラーメンのスープ
ジンジャーエール
お料理の香辛料
しょうがの蜂蜜漬け
などなど
メインディッシュにはなりませんが様々なお料理を引き立ててくれる名わき役。
成分には辛味成分のジンゲロールやショウガオールが含まれ、解熱・鎮痛・鎮咳・鎮吐作用などが報告されております。
だから、漢方の風邪薬系や胃腸薬系には必ず配合されている。
つまり、毎日食べたり飲みものに使うと、風邪をひきにくくなり胃腸も丈夫になるということなのです。
おまけに手足の指先までポカポカと暖かい。
しかも、生姜は加熱すると薬効が高まるって知ってますか?
生姜紅茶を作る時は水から生姜を煮立てると良いです。
動画で解説します。
【この記事を書いた人】
創業明治34年 漢方薬の西山薬局
代表取締役社長 西條信義(梅安先生)
不妊カウンセラー、国際中医専門員、鍼灸師
漢方薬と鍼灸の二刀流でケアしております
趣味はバイクツーリング、焚き火、珈琲